2014年4月30日水曜日

人を殺してはいけない理由。

人を殺してはいけない理由
考えてみたことある?

殺生は自然界ではごく自然な営みだ。
同じ種であっても、生きるため殺し合うのは日常茶飯事である。
では人間は動物の一種であるにもかかわらず、なぜ人を殺してはいけないのだろうか?
野生の人間がまだいたとしたら、きっと殺し合いをしてもなんの不思議もないと思う。

この疑問の答えは、人間が作った社会と呼ばれる枠組みと大きく関係している。

人間が集団で集まって生きていく上で、個体間のトラブルを防止するには、何らかのルールが必要だ。
例えば人の食べ物を盗まないとか、そういうルールが。
これらのルールは人間がなるべくトラブルを減らそうと、過去の経験から絶えず修正をしながら、社会という総体を作り上げている。

とにかく、こういったルールの集合体が社会なのだと私は思っている。

だから人間が本当に自由になるためには、この社会という枠から出なければならないと思う。この枠から出た時、人は本当の意味で社会との関わりを捨て、本物の孤独を味わうことができるだろう。

少し話がそれたが、私は人を殺してはいけないというのは、この社会のルールとして規定されているからという理由以外に、特に理由は見当たらないのではないかと思う。

人間が勝手に定めた社会という枠の中で生きていくつもりなら、君もルールを守りなさいね、という程度のものなのだ。

実際には社会を捨てるというのはすごく難しいのだろうけど、とにかくこの社会という枠の存在を、見ないようにして生きていくのはあまり良いことじゃないと思う。

この世には正義も悪もない。これが真理だ。

人間が勝手に定めたものだということを意識するだけで、社会はものすごく歪んでいることがわかるだろう。

だから戦争はなくならないし、人殺しも起こり続ける。

そして今日も憎しみの連鎖が続いていくんだ。

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