2014年4月9日水曜日

死を意識する

人は死を意識することで、心が穏やかになるという。
人間は色々なものに執着する生き物だと思うが、やはり誰しもが生への執着を持っている。

この執着を捨て去るのは容易な事ではないが、それを捨てられた時、本当の平穏が訪れるのだろう。

肉体はただの魂の入れ物でしかない。
当たり前だけど、あの世には肉体もお金も持っていくことはできないのだ。

だから、生への執着を止めることは、この世のあらゆる物体への執着を止める事に繫がる。

何かに執着するからこそ、それを失うことを恐れ、人は恐怖する。
全てを失うことを受け入れたならば、怖いものなど何もないのだ。

生まれた時は何も持ってなかったはずだ。死ぬ時も元に戻るだけ。

何かを手に入れる事よりも、何かを手放すことを考えよう。
よりよい明日を目指すよりも、今日を楽しんで生きましょう。

何も怖くない。ゆっくりと現世を楽しんだらいいのだ。

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